2018年10がty23日より「部活好きじゃなきゃダメですか?(部ダメ)」が放送開始となりました。
現在人気急上昇中のKing & Princeのメンバー、高橋海人さん・神宮寺勇太さん・岩橋玄樹さん達が出演していることでも話題となっています。
部ダメはもともと、いづみかつきさんによる同名の漫画が原作となっています。
原作の漫画内容から、あらすじやドラマの結末を予想してみました。
ネタバレとなりますので、ドラマの内容だけに集中したい方はご注意ください。
『部活、好きじゃなきゃダメですか?』原作漫画上のあらすじ
10月30日
『部活、好きじゃなきゃダメですか?』の主演の1人、窪田役の神宮寺勇太くん!
お誕生日おめでとうございます!!!!真面目で誠実な神宮寺くん。窪田になってくれて、このドラマに関わってくれて本当にありがとうございます!^ ^
「うえティー見てる…」が最高にツボで何度も観ました^ ^ pic.twitter.com/6w5v8Dt1Gk
— いづみかつき(ドラマ化決定!『部活、好きじゃなきゃダメですか?』) (@katsukiman00) 2018年10月29日
『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(部ダメ)の漫画は、どこにでもいる高校生の普段の日常を描いた内容です。
高校生たちが学校で参加している部活事情については、本当の話か嘘の話かはここでは置いといて、
高校生たちのアホらしい日々がギャグ交じりで繰り広げられています。
内容的に、どこをあらすじととらえていいのか分からないのが困ったところです。
物語は次号に続く、ではなく、毎回1話で完結するので途中からでも読みやすくはあります。
サッカーのような部活っぽい話が出てくるのは、最終話です。
そこに至るまでの展開は、どこにでもいる平凡な高校生のアホ話なので、苦笑しながら読むことができます。
漫画のカバー裏に書かれた要約をまとめると「スポーツ漫画で必ず登場する、主人公のライバル的存在をあえて主役にしたのがこの漫画」、のようです。
内容はまさしくそのような展開となっています。
登場人物の西野の存在にたまに悪を感じますが、他には気になるような悪さを感じません。
漫画のイラストタッチがとても穏やかで優しく、気持ちよく読んでいくことができます。
ごくごく普通の、どこにでもいる17歳の心の変化が描かれています。
最終話以外は、どのストーリーも展開は同じで1話完結です。最初から全巻気合入れて読まなくても、とばして途中の1巻だけでも楽しめます。
ストーリーの展開は、ダルダル系です。
登場人物たちが、どうやって部活をサボろうかと議論を重ね、実際に行動に移すのですが全て失敗するパターンが繰り返されます。
一般的なスポ魂漫画は必死で部活に打ち込むパターンなので、「主人公のライバル的存在をあえて主役にした」という内容は、ちょっと解釈は異なるかも知れませんが、間違いではありません。
世間の厳しさをまだ知らない高校生たちなので、発想も実に単純です。
悪巧みが自分の身体にそのまま帰ってきて負傷する場面は、痛々しくも思わず爆笑してしまいます。
とにかくゆるすぎの漫画でもあります。
例えば、登場人物たちの部活はサッカー部なのですが、どこを見回しても総勢11人いません。
メインの西野、大山、窪田以外に出てくるのは、キャプテンの松岡くらいです。
松岡は登場のたびに枠付きで紹介されています。松岡的には悲しい立場ですが、1話完結であれば逆に読みやすく、ある意味松岡に配慮されているのかも知れません。
部ダメと似ている漫画を挙げるとしたら、「the3名様」かも知れません。
限定されたコミュニティに焦点を当てた内容は、部ダメと似たような印象を受けます。
入部目的はサッカーをしたいのではなく、女の子にもてたいだけの2人、西野(高橋海人さん)、大山(岩橋玄樹さん)の頭の中は、女の子のこととどう部活をサボるかしかありません。
そこに、この2人には才能的には劣っても努力する姿はこの2人以上の窪田(神宮寺勇太さん)が絡み、3人の日常が繰り広げられていきます。
タイプも個性も共通点がないこの3人がなぜ絡んでいるのかは分かりませんが、現段階で全くイケていない3人が物語を展開させていきます。
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『部活、好きじゃなきゃダメですか?』原作漫画の結末と感想
1話よりも西野のクズさが増してて大山のおバカがフルパワーの回でした!!(笑)
大山のシーン、まさかあそこまでやってくれるとは(笑)
そして『うえティー』の存在感がでかすぎました(笑)
顧問がいない時と出てきた時の部員たちの温度差が本当にリアルでした!
「ナイスうえティー!」…そして pic.twitter.com/sb3PxYNqz8
— いづみかつき(ドラマ化決定!『部活、好きじゃなきゃダメですか?』) (@katsukiman00) 2018年10月29日
次に、原作の内容や感想、気になる結末について書いていきます。
ネタバレを好まない方は、この先読むか読まないかはご自身の判断でお願いします。
部ダメ第1巻
原作の漫画は、ほぼ毎回始まりのパターンが同じです。
自分たちが読んでいる漫画の予想されるあるあるな展開を酷評する西野と、要所要所でツッコミを入れる窪田との漫才的なやり取りからスタートです。
西野と大山の共通点は、救いようがないアホで口も悪いことです。
読んでいて、自分とは違うなと思う反面、スポ魂に対して批判的な議論をする場面だけはおもわず同意してしまいます。
そんな自分に何か違うなと感じながらも、読み始めると止まりません。
登場人物の3名と、重要人物的な存在の上野先生について紹介します。
西野は、抜群の運動神経を持つ貴重な存在です。50mを5秒台で走れてしまうし、サッカー部なのにバスケ部とバスケ試合をして勝ってしまうような才能の持ち主です。
その才能を生かせばよいのですが、基本女の子にモテることと楽して過ごすことしか考えていません。
口に出す言葉もダメ人間そのものです。
しかし、困った妊婦を助けようか迷ったりと優しい面もあり、基本は悪い人間ではなさそうです。
大山は、見た目も考えも話す内容もアホです。
部活をどうサボろうか考えた挙句に実行した行動で、腕一本をケガしてしまいます。
サボるための知恵を生み出すくらいなら、何か他のことに知恵を発揮してほしいところです。
かといって、その存在に基本害はありません。
暇だからとかたつむりを捕まえて時間をつぶそうとする姿はまるで小学生ですし、単に西野とつるむ存在です。
窪田は、西野や大山のツッコミ役的存在で、まじめかつ苦労人です。
物語は、窪田の目線から見た展開が繰り広げられています。
そして、この漫画で重要人物的な存在が、顧問の上野先生(うえティー)です。
西野達がその存在を恐れる上野先生は、サングラスに隠された鋭い目力を持っています。
西野達に存在だけで圧力をかけてくる、いるだけで怖い存在です。
学校を舞台にした作品に登場する先生は、普通怖そうだけれど優しいとか、生徒に親しみやすいといったキャラクターですが、上野先生に限ってはそうでもなさそうです。
物語の3話で、上野先生のキャラが見え隠れする場面があります。
思わず微笑んでまいます。
「他校の生徒なんて、ライバル意識どころかトイレの場所聞くくらいしか会話しねーよ!」
「あれ、そういえば確かにリアルで『決勝で会おう』なんてセリフ聞いたことない…」
などといった窪田と西野のやりとりは、スポ魂漫画を読んできた人なら誰もがクスッとしてしまいます。
完全論破されて自滅してしまう窪田と、自分のコミュニティー内ではクズすぎるのに、いざ外に出ると小市民になってしまう西野のやりとりは面白いです。
そんなクズすぎる西野には、物語の終盤でちょっといい話が起こります。
登場する彼女は、西野の価値観や部活観、これからの西野に何らかの影響を与えるのでしょうか。
興味あります。
部ダメ第2巻
部ダメ第2巻も、第1巻同様、この3人のアホな日々が描かれています。
強いて言えば、変わったこととしてサッカー部にちらほらと部員達が登場し始めます。
ここらへんで登場しないと、最終話の試合の流れにつながらないという諸事情があります。
部員達の登場は、見ていてかわいそうになります。
1年生は西野に洗脳されて、気が付けば入部していました。
3年生は西野と大山のアホコンビに振り回され、高校生活の最終学年という貴重な時間を犠牲にされます。
読んでいると、単に西野達がアホすぎるのか、窪田が妄想族になっているのかが分からなくなってきました。
そんなモヤモヤした気持ちは、最終話で解決します。最終話だけは、スポ魂漫画に負けず劣らずの青春真っ只中のサッカー漫画となっています。
私が個人的に嬉しかったのが、西野が言った「オレは窪田をバカにしてるけど、見下したことは一度もない」と言った言葉です。
それも、窪田にとって本気で嫌な相手に言い放ったのです。
普段アホすぎる西野が、友人の窪田を本気で守っているのが伝わってきたからです。
西野のことをアホアホ言い過ぎた自分を恥じました。
私の中で、西野へのポイントは一気にアップしました。
最初、この作品は何かメッセージ性があるものではないかと思っていました。
しかし、作者のいづみかつきさんご自身が、メッセージ性はないとおっしゃっています。
読んでいて、どこにでもいる高校生の日常漫画に思えました。
この作品で残念だったことを挙げるとしたら、西野と彼女のその後がそんなになかったことと、うえティーの出番がさほどなかったことです。
アホの西野にやっと訪れた春っぽい話だったし、西野自身もちょっと乗り気だったような気がしたので、できればもう少し続きを読みたかったです。
うえティーも、無言の圧力をかける存在だけではなく、その裏にある性格や私生活などを知りたかったです。
個人的には、次作があれば1話くらいうえティーだけで話を占めてほしいと思っています。
2巻完結であることもあり、読んでいて疲れることはありませんでした。
3人のやりとりを見ていると、何だか楽しそうでした。
西野・大山と窪田といった真逆な存在が織りなすストーリー展開を見ていると、どっちが楽しく生きているかななどと考えてみたりしました。
生真面目過ぎずゆるゆるでしたが、その分じっくりと楽しめた漫画でした。
ちなみに、『部活、好きじゃなきゃダメですか?』の原作は、Renta!で試し読みできます!
ドラマ見比べてみてはいかがですか?
『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(部ダメ)のまとめ
吉田鋼太郎さんと3人の、思い出の現場写真です!!うえティーは超怖いですが、現場はとっても和やかでした!うえティーが面白すぎる2話は、10/29深夜スタートです!!
HPに吉田さんのクランクアップコメントも掲載しております!#部活好きじゃなきゃダメですか #部ダメ #シンドラ #ntv pic.twitter.com/Uc5euOoH1B— 【公式】部活、好きじゃなきゃダメですか? (@bukatsu_ntv) 2018年10月26日
ドラマで西野、大山、窪田を演じる3人は、今年デビューしたジャニーズ系列の6人組アイドル、King&Princeのメンバーです。
3人ともものすごくイケメンで、ゆるすぎる原作にはいい意味でもったいない感じです。
若い世代の女の子に人気のあるグループですが、ドラマ放送時間が深夜帯なのがちょっぴり残念です。
窪田役を演じている神宮寺さんは、窪田のイメージピッタリの好青年です。漫画の窪田がそのまま画面に出てきた感じです。
西野役の高橋さんと大山役の岩橋さんはかっこよすぎます。もうちょっとアホっぽさを前面に出してもいいかも知れません。
いっそのこと、ジャニーズのイメージを崩してみてもいいかも知れません。
そんな中、大山の履いている左右のスパイクの色が違うことに気が付いたときは、イケメンの中にアホさが際立ち、微笑んでしまいました。
ドラマ化の内容も期待できると思います。
理由は、漫画もドラマも、どちらも基盤となるストーリーがないからです。
最初から感動を求めるのではなく、どうしょうもないアホな高校生の普段の姿を、時にはお腹を抱えながら笑って見てほしいです。
放送回数と原作の話数はほぼ一緒だと思います。
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(注)紹介している作品は、2018年10月22日時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
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