山口県の周防大島で行方不明になっていた2歳児の男の子・藤本理稀ちゃんを発見し、一躍時の人となった尾畠春夫さん。
その人間性が素晴らしいと話題になりました。
尾畠春夫さんはどのようにして理稀ちゃんを発見したのでしょうか?
そして尾畠春夫さんは、どのような人物なのでしょうか?
尾畠春夫さんのプロフィールに迫ってみたいと思います。
山口県行方不明2歳児を発見報道
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山口県周防大島町で2018年8月12日から行方不明だった2歳の男の子藤本理稀ちゃん。
警察や消防団など150名体制での懸命な捜索にも関わらず、手掛かりもない状況。
そして、生存が絶望視され始めた8月15日朝に藤本理稀ちゃん発見の報道が飛び込んできました。
発見したのは市民ボランティアとして活躍する尾畠春夫さん。
驚くのは、ギネス級に早い発見時間です。
150名体制の懸命な捜索でも3日間発見に至らなかった状況の中、尾畠春夫さんは捜索開始後、約20分で藤本理稀ちゃんを発見したのです!
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2018年8月15日午前6時ごろ、理稀ちゃんの家族に『発見したら必ず抱きしめて直に渡す』と約束して裏山に入った尾畠春夫さん。
そして、その約束から約20分後のこと、尾畠春夫さんはバスタオルにくるんだ理稀ちゃんを抱きかかえて下山。
約束どおり、ご家族に理稀ちゃんを自らの手で手渡したそうです。
ちなみに、尾畠さんが理稀ちゃんを発見した直後のこと。
警察から理稀ちゃんを渡すように迫られた尾畠さんは、ご家族との約束があるからと拒んだそうです。
なんて律儀な人なんだろう!心が洗われる思いをしました。
尾畠春夫さんはどのように藤本理稀ちゃんを発見したのか?
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藤本理稀ちゃんを約20分で発見した尾畠春夫さん。
捜索前に、行方不明になったときの状況を確認した尾畠さんは直感的に『絶対にこの上(裏山)にいる!』と確信したそうです。
2016年のこと、大分の佐伯で行方不明になった2歳の女の子を発見した経験のある尾畠春夫さん。
その経験より、『子供は、上に上がるのが好き』と直感したそうです。
そして、その直感は見事的中。
尾畠春夫さんが裏山に入り、藤本理稀ちゃんの名前を叫びながら歩いていると
程なく、理稀ちゃんから『ボク、ここ…』と搾り出すような声が帰ってきたそうです。
直感で、3日間も行方不明の幼児を探し当ててしまう尾畠春夫さん。
経験値がハンパないですね!
尾畠春夫さんってどんな人?
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それでは、尾畠春夫さんの気になるプロフィールをご紹介いたします!!
《プロフィール》
名前:尾畠春夫(おばた はるお)
年齢:78歳
出身:大分県速見郡日出町
職業:元魚屋
また2018年8月15日に山口県周防大島町で行方不明だった2歳の男の子を発見した尾畠春夫さん。
尾畠さんのボランティア経歴は、以下のとおりです。
《尾畠春夫さんのボランティア経歴》
・由布岳の登山道整備のボランティア
・東日本大震災で宮城県南三陸町でボランティア
・新潟県中越地震の被災地でボランティア
・熊本地震でボランティア
・大分県で行方不明になった女児の捜索ボランティア
筋金入りのボランティアですね!!
ちなみに、東日本大震災の現場では、若いボランティアから『師匠』と呼ばれていたそうです。
尾畠春夫さんの座右の銘は『朝は必ず来るよ』。
被災地やボランティアの現場で、尾畠さんのこの言葉に救われた方も多いのではないでしょうか。
また、困っている人の存在を知ると、居ても立ってもいられなくなるという尾畠春夫さん。
2011年に大分県の日出町(ひじまち)広報誌のインタビューで『今の自分があるのは周りの人のおかげ、困っている人がいれば手を差し伸べるのは当たり前』と語っている尾畠春夫さん。
尾畠さんにとっては当たり前のことかもしれませんが、なかなかマネできる行動ではありませんね!
まとめ
山口県の周防大島で行方不明になっていた2歳児の男の子・藤本理稀ちゃんを発見し、一躍時の人となった尾畠春夫さんをご紹介しました!
当サイトでは、普段芸能ネタ以外の記事をご紹介することはないのですが、尾畠春夫さんの人間性・ボランティア精神にモーレツに感激したためご紹介することとしました。
涙ながらに『小さな命が助かったと思った。本当にうれしかった。助かってよかった、助かってよかった。ただそれだけ』と語った尾畠春夫さん。
その言葉を聴いたときに、本当に素晴らしい人だと思いました!
そして、藤本理稀ちゃんには『人の痛み、悲しみのわかる人間になってくれたら』と話したという尾畠春夫さん。
きっと、その言葉を、藤本理稀ちゃんが次の世代につないでくれることでしょう。
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